フレンドシップ事業とは、教員養成大学の学生が、これまでの必須である学校現場での教育実習だけでなく、教室や学校のわくから出て、小学生や中学生と同じ学習を共に行おうという事業です。このフレンドシップ事業を通して、学生は教室の中とは異なった形で児童・生徒に触れることができるはずですし、参加する児童・生徒にとっても、教師になる直前の若人たちとじかに接触できるわけで、それら両方向の新鮮な働きかけと影響の及ぼし合いによって、将来の教育現場によい結果をもたらすことが期待されています。

<金華山の位置・地形>金華山は仙台の東、宮城県牡鹿半島の先端に浮かぶ、面積約10キロ平方メートルの島です。頂上は海抜445メートルで、島のほとんどに豊かな自然の残っている、日本でも貴重な場所のひとつです。島には、海岸線に沿って作られた道路や、稜線伝いに峠を越えていく遊歩道のほかに、サルやシカが長年使うことでできたけもの道がたくさんついていて、自分の体力や興味に合わせて自由に歩き、自然と触れ合うことができます。

<金華山の歴史>島の中腹には、金華山黄金山神社があり、古くから漁業や商売の神様として全国の人々の信仰を集めています。かつては神社の規模も大きく、島全体が霊山として信仰の対象でした。現在でも島内のあちこちにその名残りの地名をとどめています。

<金華山の自然>島内は、東北の森林を代表する樹木、ブナの木で覆われています。また金華山沖で暖流を寒流がぶつかるため、日本でも指折りの漁場となっています。その影響で、島の海岸線には、暖地と寒地の植物の両方が見られます。哺乳類では、ニホンジカ、ニホンザル、モグラなどが生息しています。しかし、ウサギやタヌキといった普通に見られる動物がいないことが、本土の自然と違う金華山の大きな特徴です。鳥や昆虫の種類も多く、海では魚介類や海藻が豊富です。したがって、海から山まで、幅広い自然を観察することのできる優れたフィールドといえます。

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