2016年5月アーカイブ

報告
今週はMinecraftの教育版リリースについてと、SmallBasicの調査の2つについて

  • Minecraftの教育版がリリース
先週、Minecraftの教育版「Minecraft: Education Edition ベータプログラム」がリリース。(2016/05/24)
日本初め各国で100校程が教育プログラムを実施中
日本では東京都渋谷区広尾中学校が日本第一号として実証授業に参加しているとのこと。
6月初旬から教育関係者が無料で利用できる「アーリーアクセスプログラム」がリリース予定。
→6月初旬のリリースを待って使い勝手を検証したい

特筆すべき内容
1.生徒個人にIDを割当て、ログイン管理と学習記録がとれる
2.Minecraft内での活動を記録するカメラの実装と、その管理用のポートフォリオ
3.学習に不要なモンスターの除外設定
4.学習情報の共有、課題提示、ワークスペースへの誘導用コマンド等、授業の進行に必要なもの
5.サーバーなしでマルチプレイが可能
6.教員向けチュートリアルがある

参考
Microsoft - 「Minecraft: Education Edition ベータプログラム」を実施

  • Small Basicの調査
Small Basicを試しにやってみる。
所感
やたら開発環境が落ちる
レイテンシがとんでもない
→もしかしたらVMでやってるからかもしれない。ただVMと処理センWinが同等ぐらいなので望み薄か
実行するプログラムにもよるかと思う

まだひとりでコードをかける段階では無いので、ひたすら写経中。
大体わかってきたら、調査した言語(ArduinoのC、ProcessingのJava、MinecraftのLua)とくらべてみるようにする

外部入出力について
Arduinoが使えないかと考えたらそのまんまの記事があった
Microsoft Developer - SmallBasic Arduino
これまた予想通りシリアル通信での通信だった
これでI/Oは可能
ただ、シリアル通信をするためのコードはかなり面倒なので、ライブラリ化されたものがあれば良さそう
探してみたい。

  • 余談
Edmodo
教員と子どものためのSNS
クラスを作成してその中でメッセージから画像やらの共有ができる

やること
SmallBasic引き続きやってみる
県内の技術科教員にプログラミング教育についてアンケートを取れないか
→内容考えてみる(実施したことのある教材、開発環境、先生自身の開発歴の有無など)
第1回 修論中間発表 まとめ
研究テーマ:初学者におけるプログラミング学習教材の検討と開発
概要:
 社会でプログラミングの需要が高まっている。政府も小学校からプログラミングを必修化すべきと考え、検討が進んでいる。そのため、学校教育で取り入れる際に、初学者の教員にも学習する子どもにも学習コストの低い言語及び開発環境について調査し、その学習教材を開発したい。
2016/05/14(土)
発表5分, 質疑2分
以下ページにスライド, 要旨, 動画を掲載

質問内容と私の回答
Q. Minecraftを教材にするというが、子どもがゲームにはまってしまう危険はないか?
A. 逆にはまって欲しいと考えている。世界中で子どもから大人までに楽しまれている大ヒットゲームである以上、はまってしまうことは承知している。ただ、ゲームにはまってしまうということは、同時に、プログラミングによってゲーム内の様々な事を改善することに繋がる。その中で自分から試行錯誤することを行い、プログラミングによって物事が便利に進むことを実感し、その喜びを味わってほしいと考える。

Q. Minecraftは元々ゲームなので、プログラミングの教材としてはゲームの域を出ずに広い用途のためのプログラミング教育とはならないのでは?
A. 確かに、ゲーム内で使われているLuaScriptという言語は、組み込み言語であって応用性に乏しいものである。このため、この先のプログラミングすべてをLuaScriptで行うということではなく、あくまで導入として用いるようにしたい。このLuaScriptはプログラミングの要素を凝縮して簡単にまとめたものとなっているように感じる。そのため、この言語でプログラムを記述する感覚を覚えれば、他言語を覚える際もそれぞれの言語の特徴を確認するだけで、記述していくことができるのではないかと考える。

質問を受けて考えたこと
 まだプログラミング教育に関する実践やそれに類する知見は、教育現場に蓄積されていない。ただ、社会の流れとして、プログラミングは無くてはならないものになりつつあると思う。ただ、学校での教育となると、教員の負担や時間数を考えるとあまり時間を掛けることは出来ないようにも感じる。幾つもの教材をつくって系統だてて実施とはいかないと思う。そのため、フィジカル(実物を動かす)で動くものだったりWebではしるものだったりと、なるべく1つの言語で用途の広いものを選定すべきなのかもしれないとも思った。
 時間数がない、という話にも繋がるが、学校でやったプログラミングが面白いと感じて、実生活でも役に立つ物を自分で作りたいと思うようになれば、子どもは自分で調べて考えてプログラムを作ると思う。なので、少ない時間でどれだけ興味をもたせられるか、実生活で様々な用途に使えると思わせられるかが重要だと思った。

 教育の現場で、プログラミング教育はどのような立ち位置でいるのか曖昧。論理的な思考が身につけばいいとか、コードを打てる必要はないからビジュアルプログラミングでプログラミング的な思考を学ぶとか言われているが、私個人としてはせっかくやるなら英語のようにちょっとコードが書けるぐらいにはなってほしいと思った。様々な言語があるので何を実践するのかは様々あると思うが、そこは先生が何かの言語に於いてプロになっておくべきで、その言語の違いが多様性のある子どもを育てることにつながればいいのではないかと思う。

これからの研究予定
研究について
調査、リストアップを進める。
またある程度数が揃った時点で教材を作成する。
Minecraftはパソコン内で完結するものだったので、フィジカル(実物を動かす)な教材の作成をしたいと考えている。
└現在の案[プラレール自動制御, 道路の信号をLEDで再現]
実践について
児童館でのイベントとして頼む、CoderDojoを立ち上げる等で実践の機会を作る
※CoderDojo:ボランティアで子どもにプログラミングを教える道場。誰でもつくれる
現在、CoderDojo加美の立ち上げ計画を進めているが、実践の際に研究室の協力をもらう際、距離的にきついので、市内での実践について検討する。

諸日程
7/30 教採1次
8/4 OC
8/23,24 産技学会 全国大会
10/29,30 学祭
10/31 学位論文題目提出
報告
修論中間報告に向けたスライドを作成中
報告まではこちらに注力

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