2017年1月アーカイブ

1月17日ゼミ

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【今週まで行ったこと】
  • 卒論執筆
  • 卒業発表にむけて
    ーブログ参照

【来週までにやること】
  • 卒論完成
    ー23日から実習となるので、22日(日)までに終わらせます。

卒業発表

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【章立て(卒論の流れを踏襲して)】

1 研究背景


(現在の教員の労働時間について)

 2013年に実施した国際調査「OECD国際教員指導環境調査」の調査結果によると,教員の1週間の勤務時間は,加盟国平均の38.3時間に対し,日本は53.9時間で最長だった.授業とその準備などに費やす時間はほぼ変わらないものの授業以外に費やす時間が飛び抜けて高かった.
 さらに,労働時間の増加は教員の心身にも影響を与えており,在職者に占める精神疾患による病気休職者の割合は,統計開始の昭和60年から右肩上がりに増え続けている,平成3年から平成23年にかけての20年間の統計を見るとおよそ5倍に増えている.これらから,日本の教員はほかの国と比べ労働時間が非常に長く,その結果,心身に影響を与えていることがわかる.


2 校務の情報化について


 文部科学省は児童生徒への教育の質を高めるためや教師の仕事の軽減を図るために,ICT機器を用いて作業の効率化を図ろうとする取り組みを推進している(=校務の情報化).校務の情報化を勧めることで
●教職員の校務の軽減化・効率化
●児童生徒に対する教育の質の向上
●学校経営の改善と効率化
●児童生徒の個人情報の取扱いに配慮した情報セキュリティの確保
●情報共有・情報発信による保護者や地域との連携
といったメリットが生まれるとしている.


3 各地方自治体の校務情報化について


 校務の情報化の研究は全国の各自治体で積極的に進められている.また,校務の情報化に取り組んだことで,「教育の質を高めることができた」と実感している自治体も年々増加している.各自治体で取り組まれている情報化にはどのようなものがあるか、また、情報化が教育現場にどのような結果をもたらしたかについて調査を行った。ここでは,熊本県教育委員会・西宮市教育委員会・群馬県教育委員会の例を挙げ,研究内容とその成果について代表例としてまとめる。特に、群馬県教育委員会で行われている「C4th」を用いた校務の情報化については、来年度から試験的に宮城県でも取り入れられることになっていることから、注目すべき研究となっている。


4 宮城県の取り組み


 宮城県では,前者の「教育委員会主導」の方針を取り,情報化を進めてきた.情報化にあたって,まず,ネットワークの構築を行った.また,ネットワーク構築と平行して「情報セキュリティに関する規程」について取り組みを進めた.ネットワークの整備,情報セキュリティ対策を充実させた後,校務支援システムの開発に着手した.宮城県では平成24年度に教育庁が主体となり,校務支援システム化の検討が行われ,平成26年度からシステムの開発を行った. 平成24年度宮城県情報教育研究グループは「みやぎモデル」の導入を提唱した.「みやぎモデル」の特徴としては,『小学校,中学校及び高等学校で同一の校務支援システムを活用することを想定しているため,校種を超えたデータ連携が容易となり,指導要録や調査書,健康診断票といった進学や転校時に必要な書類を電子データとして送付することが可能である.』という点が挙げられる.このことで主に年度末から年度始めにかけての教員が最も忙しい時期における事務負担を大幅に軽減し,個別の学習指導や進路相談,あるいは生徒指導を充実させる時間を確保することができる.開発したシステムについては,翌年の平成27年度から全県立高校で利用可能を目指すとし,取り組みを行ってきた.

 また,校務支援システムの開発とともに教務支援システムの開発も平行して取り組まれてきた.平成24年度から美田園高校をモデル校として,教務支援システムの開発・実践を進めると,その成果をもとに,平成25年度は県立8校で試行開発を行い,その後全校に拡大していくこととした.現在は校種に合わせたカスタマイズを行いながら,従事導入校を増やし,平成26年度には21校,平成27年度には42校(計72校・全校導入)と導入校を増やしている.

 現在は宮城県全体で校務情報化に向けて,校務支援システムの整備を進めている.「学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果(平成27年度)」によれば,校務支援システムの整備率は県全体で76.4%となっており,県内のほとんどの公立学校で校務の情報化を図るためのシステムやソフトウェアが導入されている.さらに,宮城県の「教員の校務用コンピュータの整備率」は141.3%と一人一台を上回る整備率となっている.

 仙台市では,さらなる校務の情報化を進めるために,仙台市教育センターにおいて「情報教育研究委員会(平成24年度から)」を立ち上げ,「校務情報化推進」「ICT活用」「情報教育部会」の3つの分野について実践研究を行い,現在も研究を続けている. さらに仙台市教育センターホームページでは「情報モラル」の授業で活用できるサイトや資料をまとめたリンクサイトを公開し,情報モラル教育についても研究に取り組んでいる.


5 研究目的 


 県全体で校務の情報化が進んでいる中,筆者は特に,教師の仕事の軽減を後押しできるような研究をしたいと考えた.その中でも特に,仙台市教育委員会が行っている「校務情報化推進」の研究に着目した,仙台市ではOneNoteを用いた取り組みを行っている.そこで,宮城県の改善点として挙げられている「教員のICTリテラシーの向上」につながる研究として「OneNoteのマニュアル」の作成に取り組もうと考えた.さらに,OneNoteとは別に,情報を簡単にメモしたり共有したりすることができるものがあれば,より教師間での情報の共有を図ることができるのではないだろうか,また,先の課題解決に向けた取り組みの中で紹介されている「学校現場の処理状況に合わせたカスタマイズ」をすることができる校務支援ソフトを作成したいと考えた.そこで,様々な用途で使用できるデータベースの開発とその開発の手順をまとめたマニュアルの作成を行っていくことで「校務支援システムの整備」につなげていきたいと考えた.以上の動機から筆者は,
●OneNoteのマニュアルの作成
●パーソナルデータベースの作成
の2つのテーマのもと,研究を進めていくこととした.


6 OneNoteマニュアルについて


 OneNoteとはマイクロソフトがOfficeの中の一つとして提供している無料のデジタルノートである.実際に仙台市の公立学校では,職員会議の中でOneNoteを使用している学校がほとんどである.しかし,現場の先生方から,「うまくOneNoteを使いこなすことができない」「(初任の先生において)情報化の先生に立ち会ってもらわないとOneNoteを設定できない」等の声をいただいた.そこで,OneNoteについてのマニュアルを作成することで,使い方がわからない教師や初めて使う教師でもOneNoteを使いこなせるようにしたいと考えた.また,OneNoteの様々な機能を紹介することで,教師の利用の幅を広げたいと考えた.

 OneNoteを使うにあたっての基本となる機能の紹介を「はじめてのOneNote」として作成した.また,キーワード検索や未読確認,オリジナルのテンプレート作成など,より便利に使うための機能の紹介を「OneNoteの活用」として作成し,さらに,職員室にOneNoteを導入する手順などを「職員室でのOneNote」としてマニュアルにまとめた.マニュアル内では,説明とともに前後の変化が分かるような写真を使うことで,利用の仕方がわかりやすくなるように工夫した.

 OneNoteには,iPad向けのアプリも用意されている.PC用のOneNoteと比べ,機能の面で制限がかかるものの,会議のペーパーレス化として利用するには十分であり,手軽に利用することができたり,場所を選ばず利用することができたりするという利点があるため,これからの普及が進んでいくのではないかと考える.そこで,インストールの手順や基本的な操作の説明,ページの共有やパスワードのかけ方などをまとめた「iPadでOneNote」を作成した.紹介したマニュアルについては,誰でも自由に利用できるよう自身のホームページにアップロードした.作成したマニュアルについては,本論の付録で閲覧することができる.


7 パーソナルデータベースについて


 OneNoteによって職員室内での情報の共有は進んだが,簡単にちょっとしたことを,場所を問わずメモしたり,メモした内容をOneNote同様,複数の教師で共有したりすることができるとより便利なのではないかと考え,様々な端末から利用できるデータベースを作成していくこととした.ここでデータベースを選定した理由については,情報を蓄積することができる,場合に応じて情報を引き出すことができる,情報の削除などの管理をすることができるといった点で研究目的に適していると考えたからである.環境の構築については,以下のようなものを作成しようと考えた.PCの中にVirtualBoxというPC仮想化ソフトを立て,その中にUnixサーバーであるUbuntuを構築する.そしてUbuntuの中でLAMP環境を整え,MySQLでデータベースを作成している.

本研究ではUbuntuの他に,「Lubuntu」についての環境構築も行った.目的としては,ノートPCでも,デスクトップPCでもPCの動作に影響を与えずにサーバー環境を構築したい.また,Windowsに近いインターフェイスでLinuxを利用したいと考えたからである.UbuntuとLubuntuとの違いとしては「デスクトップ環境の違い」が挙げられる.Ubuntuについては,Unityをデスクトップ環境に用いているため,Macに似たようなデスクトップ画面となっている.一方,LubuntuはLXDEをデスクトップ環境に用いているため,教員が使い慣れているであろうWindowsに近いデスクトップ画面になっている.さらに,Lubuntuは低スペックのハードウェア上で,すべての機能を動作させることを目的とされ開発されたものであるため,Ubuntuと比べ,より快適に使用することができる.




8 まとめ 


 本研究を通して,校務の情報化について見識を深めることができた.中でも特に「情報共有においての校務の情報化」に注目し研究を進めることで,電子化における利点や成果が見えてきた.しかし,使い方によっては作業を煩雑化させてしまうことがあることあるため,扱う情報や用途に応じて電子化による情報の共有と紙媒体による共有を使い分けることが必要である 

 情報化による共有と紙媒体での共有化は表裏の関係であることがわかる.双方の特徴を理解し,欠点を補いながら活用していくことが重要とされる.(例えば,会全体の大まかな流れを示すために会議資料を1枚のみ作成し,会議の中で扱う資料については電子化したものを用いる.原本として紙による保管も行うが,電子書類としてバックアップをとっておくなど)

 現場における情報化は筆者が考えているよりも進んでおり,本研究でも取り上げたように様々な自治体の例を基に,宮城県でも取り組みが行われている.「メモ機能を用いた校務の情報化」として本研究で研究を進めてきたOneNoteのマニュアルやパーソナルデータベースの作成に関しては,わずかではあるが宮城県の校務の情報化のより良い手立てとなるものであるのではないかと考える.しかし,筆者自身が現場を経験していない点や,実践に取り組むことができなかった点を考慮すると,研究としてはまだまだ不十分である.この研究を基に,さらなる研究が進むことを期待すると同時に,本研究で学んだことを活かし筆者自身がこれからのより良い校務情報化に携わっていきたいと考える.

 これまで情報化に頼らずに校務に取り組んできた教師にとっては,「校務の情報化」という新しい取り組みは,面倒であり,仕事が増える煩わしいものであるかもしれない.しかし,これまで述べてきた様々な調査の結果を基にすると,校務の情報化は児童生徒・教師にとって良い方向に働いていることがわかる.さらに,児童生徒一人ひとりの教育に学校全体で携わっていく現在の教育現場では,校務の情報化による情報共有や仕事の効率化は欠かすことができない.教師の本質は「児童生徒により良い教育を与える」ことにあり,校務の情報化の必要性はここにあるのではないかと考える.また,校務の情報化は,教師のスキルアップなしには成り立たないだろう.様々な実践から見えてきた課題を改善するための取り組み・方法を教師がきちんと理解するためには,研修の場が多く必要である.自治体の研修のみならず,学校での研修などが定期定期に行われることがより良い校務の情報化につながると考える.さらに,「校務の情報化」を目的にするのではなく,手段の一つであるという認識のもと,「どのように使っていくか」を常に考えながら取り組む必要がある.

 最後に,さまざまなツールが登場していく中で,これからの校務の情報化に求められているものは,「教員の仕事にとって本当に役に立つものであるかどうか」であるのではないか. 実際に現場で働く教員の声を反映した情報化がこれからの校務の情報化には欠かせないものになってくるだろう.児童生徒とかかわる先生の目線で見た校務の情報化について,様々な実践を繰り返したうえで,よりよく行われる校務の情報化がこれから求められていくのではないか.



☆前回の発表後コメント
-講習会をひらいて触ってもらいながらやっても
 よいのではないか。
-LINE教材ではなくLINEそのものを使うのは
-LINE教材への応用とデータベースの関連性
 をもう少し詳しく知りたかった
-IPアドレスを名前にできれば
-OneNoteが選ばれた理由
-OneNoteの問題として重いという点があるが
 解決策は
-LINE教材の作成と卒論題目との関係性は

-LINE教材、スタンプが使えればいいね
 (鵜川先生より)

【相談】
最終発表に関して、実態から作成した研究内容までを含めると、上にある通り相当量になる。
どの部分に比重をかけて発表していけばいいか。

1月10日ゼミ

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【今週までに行ったこと】
  • 卒論の執筆(自身のフォルダにアップ済み)
    ー各自治体における校務の情報化の取り組みについての
     一文を明記
    ーアンケートのURLと具体的な内容を明記

  • LINE教材への応用
    ーCSSに手を加え、本物のLINEのトーク画面に
     近づくように編集

【相談】
スタンプのボタンから画像を送ることができるようにしたい
→できないところは改良点として卒論にまとめる

IPアドレスをニックネームにすることはできる?



【来週までに行うこと】
  • 卒論の修正
  • 最終発表に向けて原稿を作成していく
    ー章立て(卒論の流れを踏襲して)
     1 研究背景
     2 校務の情報化について
     3 各地方自治体の校務情報化について
     4 宮城県の取り組み
     5 研究目的
     6 OneNoteマニュアルについて
     7 パーソナルデータベースについて
     8 まとめ 

    ☆前回の発表後コメント
    -講習会をひらいて触ってもらいながらやっても
     よいのではないか。
    -LINE教材ではなくLINEそのものを使うのは
    -LINE教材への応用とデータベースの関連性
     をもう少し詳しく知りたかった
    -IPアドレスを名前にできれば
    -OneNoteが選ばれた理由
    -OneNoteの問題として重いという点があるが
     解決策は
    -LINE教材の作成と卒論題目との関係性は

    -LINE教材、スタンプが使えればいいね
     (鵜川先生より)

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