あとがき
 

 分野は違うが生き物好きの4人が集まってこの本をまとめることになった。
 小山との出会いは1977年、仙台市健康都市建設推進事務局が小学生向きの読み物「広瀬川の自然」の編集に携わったことに始まる。彼の担当分野は広瀬川を中心に生息する野鳥であった。
 その頃、趣味で野鳥の写真を撮り続けていた高橋修が市民ギャラリーで野鳥の写真展を開催した。見にいった私が、将来自然に関する本を出したいので、その時はぜひ写真の提供をと、初対面ではあったがそんな会話をしたことを覚えている。
 1991年私は仙台市太白山自然観察の森自然観察センターに勤務することになり、フィールドサイン観察会に講師を依頼したのが秋葉である。彼は仙台市役所職員、八木山動物公園での動物の飼育歴があり、動物の生態にくわしい。
 私は長いこと小学校の教員であったが、教職のかたわら昆虫に興味を持ち、県内を中心にした分布調査を行ってきた。
 それぞれデスクワークよりフィールドが好きで、魚捕りをし、山菜やきのこ採りを楽しむ人間の集まりである。当然さまざまな生きものの情報がなんとなく集まるようになり、その情報記録が県内各地に及ぶようにもなった。しかし県南部地域や北部地域には、記録のない地域も含ま れており、この際できる限り県内を網羅しようということになり、ここ数年は空白地域を埋める作業を続けてきた。
 本づくりには全く素人の集まりである。体裁や項立て、配列など不満だらけの仕上がりになったと思うが、この分野の県内のまとめとしては初めてのものである。いくらきでも多くの人に両性類・は虫類の生活について興味をもってもらうきっかけづくりに役立つことを願うものであ る。

           平成12年10月
                        高橋雄一