2014年11月アーカイブ

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3年前、

韓国のテグ大学付属小学校で英語の授業を見学してきました。
一言でいうと、「進んでいるなぁ!」です。
韓国では3年生から教科として英語があります。
大きな特徴を挙げると、
英語専科が教えていること。
オールイングリッシュの授業であること。
文字を扱っていること。
テレビ画面とパソコンを活用していること。(そのPC教材がある、またはWeb)

細かい特徴は、
子ども達が知っている英語の単語が多いこと。
先生の発音がいいこと。
こどもが先生の英語の質問の意味が分かり、英語で答えていること。
子ども達の発音が日常会話でも通じるレベルの発音であること。
基本の表現で質問して、答えさせる会話を多く入れていること。
文字も絵も書いてあるが、文字を読んでいるだけでもなく、絵だけでも答えているので文字と意味と音声が1体化して結びついていること。

外国語の研修について聞いたところ、全教員に一定時間の研修をしているが、その中からさらに選び、小学校英語専科として授業ができる先生の研修を長期間行うようです。学校には3名の英語専科教師がいるようでした。

授業を観ると、子ども達はすらすらと英語を話しているので、英語専科の力はすごいなぁ、やっぱり教科となれば専科がいいのかなぁとも思ってしまいます。ところが、次のような背景もあることも言っていました。「英語の塾に通っているので、英語の意味も分かるし発音も上手に言えるところも大きい」ということです。そういえば、みんな単語をよく理解していて、その上で会話をしたり、ゲームをしたりしている授業なので、授業がスムーズに進んでいるような気がします。

専科教師の英語を話す能力の高さが目立つので、担任には無理かなぁと考えてしまいます。でも、冷静に授業を振り返ると、PCを使ってテレビ画面に映しながらネイティブの音声を何度も聴かせる回数が多い、クラスルームイングリッシュを流暢に使っている、この2つがポイントなので、PCの使い方、簡単な英語でのクラスルームイングリッシュの工夫をすれば、担任でもできる余地があるような気もします。

やはり、研修のシステムがとっても大切だとすごく感じました。 


韓国ソウルの公立小学校の授業も参観しました。

授業の中でICTがかなり活用されています。

黒板が引き戸になっていて、大画面テレビが黒板と同じように配置されています。 

英語の授業だけでなく、他教科でもパワーポイントを中心に授業を進めていく教材提示に活用されていました。 

3年生の授業で

ブロックで隠された後ろにある絵を見て、英語で答えるクイズに使っていました。 

ブロックが取れていって、絵が見えてくると手を挙げて答えます。 

「Don't run!」
ソウルの英語.jpg
 

後ろの絵を取り替えることで、いろいろな題材に使えそうです。 

ここでのポイントは,ただ単にものの名前を答えるような絵ではなく、何と声をかけたらいいか、何をしている絵か、というクイズにしている所です。 

これだと絵を見て、考えて答えるということがしやすいし、丸ごとインプットに結びつくクイズだなぁと思いました。 

パワーポイントで、ブロック一つ一つにアニメーションの動きをつけて作ることができます。

一つのブロックに違う動き、スピードをつけていきます。

最初に作るときは大変な作業ですが、作ってしまえばこれを使い回して色々な教材に応用することができるので便利です。

前に作成したブロック隠しのパワーポイント ➡ ブロック隠し


見て意味が分かるイラストがアニメーション、映像。そしてネイティブ音声。

ICTを活用して、ネイティブ音声をどんどん活用して音声を聞かせることは、英語専科でも必要なことかもしれません。


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J-Shineフォーラム.jpg
11月30日の午後にJ-Shineフォーラム2014が開催されます。
場所:東北大学 片平さくらホール
シンポジウム 13:00〜15:00
外国語活動を実践している小学校現場の立場でパネリストとして参加します。
シンポジウムは無料です。
午前10:00〜 と午後15:30〜のワークショップは有料です。
http://www.j-shine.org/files/JFU14_2.pdf
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小学校外国語活動で、ICTを活用する利点は「ネイティブ音声を聞かせることができる」ということです。
何度もネイティブ音声を聞かせながらの活動をすることで、英語を聞き取り意味が分かり、やがて話すことに結びついていきます。しかし、まだまだ教材やその使い方、インプットを多く意識した授業の効果的な進め方などが知られていないということが課題だと思います。タブレットにタッチすると英語の音声が出る教材は、これからの小学校英語を支える重要なツールとなると考え実践しています。
昨年度、東京学芸大学の粕谷恭子教授がICT活用の外国語授業を視察にいらした時の様子の一部が報告書として公開されています。
平成 25 年度文部科学省委託事業
 「教員の資質能力向上に係る先導的取組支援事業」 成果報告書
ICT活用による小学校英語の授業力向上のための取り組み ー 大学と地域の学校とが連携・協働した教員養成と教員研修 ー
教員の研修内容を考える上でも、英語専科教員の導入を考える上でも参考になる資料です。
この単元は、覚える言葉がたくさんあります。
まず、国の名前がたくさん出てきます。国旗文字表示ダウンロード
国旗keynote ダウンロード(▷playにしてタッチすると国旗が変わります)
バナナチャンツの「ドイツじゃなくてGermany」をよく使います。
日本の呼び方と違う、ギリシャ、ベルギー、UK、インド、エジプトなどに興味を持たせます。
このチャンツは優れものなので、子供たちはリズムに乗って発話して覚えていきます。

I want to go to (国の名前).
I want to eat (食べ物).
I want to see(見るもの見るところ観光).
まずは、この3つの表現があります。
これを、いろいろなアクティビティで慣れ親しませていきます。

ブロック崩しクイズでチャンツ
どこの国ブロック崩し絵.jpg
ブロックが外れていき、食べ物や観光名所の写真が見えてきます。
そして、どこの国かを予想するクイズです。
ブロックが外れていく時に、いつもチャンツが流れます。
Let's go to Italy.
I want to eat pizza. I want to eat cheese. I want to see soccer game. 
Nice country, Let's go!
何度もブロック崩しクイズをやりながら、チャンツを耳に馴染ませるねらいがあります。

eatとseeはいつも食べる動作や見る動作をつけて聞かせます。
eatはスプーンを持った手を口に運ぶような動作、
seeは目から両手を前に動かす動作。

そして、紙皿でエラーを誘うゲームを楽しみます。
目と口の紙皿アクティビティ ⬅アクティビティの詳細
皿I want to see画像.jpg
こうやって遊びながら「見る」see「食べる」eatの区別と意味をインプットします。

Where do you want to go?
この表現は、なかなか覚えられません。チャンツにも出てきません。
ブロック崩しクイズの最初に音声と英語表記を入れて何度もクイズの度に聞かせておきます。

もう一つ、チャンツの中に覚える表現が出てきます。
この単元の目当てである「友だちを旅行にさそおう」の表現です。
You can see 〜. You can eat〜.

これをALTが来た時に、日本のおすすめの県に誘うというタスクで楽しみます。
グループごとにおすすめの都道府県を一つ選ばせます。(全部違うようにする)
食べ物と見所を選びます。
デモンストレーションである県を取り上げて、チャンツに合わせて一緒に言わせます。
Let's go to Akita. You can eat kiritanpo. You can see namahage. 

1グループごとに旅行代理店◯◯トラベルという設定でALTと会話を楽しみます。
まずは、社員同士の会話という設定で
Where do you want to go?
Let's go to Osaka.
I want to eat 〜. I want to eat 〜. I want to eat 〜.(自分の食べたいものを言う)
I want to see〜. I want to see〜. I want to see〜.(自分が見たい行きたいものを言う)
そこへALTがお客さんとして来店
(外国人のお客さんに日本の観光地を紹介してほしいという設定)
今みんなで話していた県を紹介する。
Let's go to Osaka.
You can eat 〜. You can eat 〜. You can eat 〜.(それぞれ名物の食べものを言う)
You can see〜.  You can see〜. You can see〜. (それぞれ見所を言う)

ALTは本当にそこに行きたいかどうかを言う。
(I like okonomiyaki. I like takoyaki. I want to see Osaka no Obachan. But, 実はもう5回も行ったから...
大阪は行かなくていい。....というように本当のことを行ってもらう。
これが児童にとってのタスクで、ALTが「行きたい」と言ったらゴールで、「行かない」と言ったら残念!となる。
これをグループごとに繰り返すだけだが、最後にALTが何と言うか、他の班もそれを聞こうとするので興味も持続する。結果的に何度も繰り返し表現を聞くことになるためだんだん意味と英語のフレーズを覚えていく。

このごろ思うことは、
「シンプルに英語表現を繰り返すような活動が効果的」
それを、興味を持って取り組める活動の工夫や仕掛けになっているか、ということが大切だと感じています。


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